

景勝地紹介
定山渓ダム堤頂(ていちょう)展望台
下流園地から遊歩道の460 段の階段を登ると、絶景の待つ展望台へ到着します。地上から117.5m、標高では392.4m の高さにある展望台から下流園地を一望できるほか、定山渓市街も眺められます。ダム湖であるさっぽろ湖は青い水を湛えており、桜や新緑のころの葉の色が濃くなる時期はもちろん、絶妙な色彩を楽しめる自然林の紅葉は一見の価値があります。
定山渓ダムとは
定山渓ダムは「洪水調節」、「生活用水の確保」、「水力発電」の3つの目的をもつ多目的ダムです。豊平峡ダムとともに、札幌市民の生活を支えています。定山渓ダムは高さ117.5m、長さ410m の重力式コンクリートダムで11 年の歳月をかけて建設され、平成元年(1989年)に完成しました。ダムに貯められる水量は札幌ドーム52 杯分にもおよびます。ダムの高さは道内2 番目の高さを誇ります。
定山渓ダムの詳細は
「さっぽろ湖」は公募で決定
ダムの名称は、川の名称から「小樽内(おたるない)ダム」とする予定でしたが、地元の要望等により「定山渓ダム」と決まりました。また、ダム湖は定山渓温泉街を挟んで向かい合う「豊平峡ダム」のダム湖の名称が「定山湖」であったことから、一般公募により「さっぽろ湖」と名付けられました。
周囲は豊かな自然環境
緑豊かな定山渓ダムのダムサイト付近は「支笏洞爺国立公園」に指定されています。海抜約400m に位置する周辺の植物は低山帯から高山帯まで分布しているのが特徴で、エゾマツやトドマツ、ハルニレやカツラをはじめとした針葉樹と広葉樹が混ざった森林を形成し、エゾリス、シマリス、エゾモモンガなどの小動物、キタキツネ、エゾタヌキ、エゾシカ、ヒグマなどの野生動物、ジョウザンミドリシジミなどの昆虫が生息しています。エゾエンゴサクなど春には一斉に花が咲き誇り、6 月ともなれば植物愛好家に人気のサクラソウ科のオカトラノオ、クサレダマ、コナスビといった花々やエゾクガイソウなども楽しめます。園地周辺では四季折々の豊かな表情を見せてくれます。
インフォメーション
カテゴリ
- エリア
- 定山渓
- 住所
- 061-2301 北海道札幌市南区定山渓8