定山渓温泉の歴史
History
- 慶応2年 >
- 19世紀からの癒やしの泉
-
世は江戸末期、
今を去ること百五十年前、
修験僧・美泉定山が
アイヌの人々の案内で
泉源と出会ったそうな。
-
厳しい自然に耐え
幾多の困難を乗り越えた定山は
温泉の礎を築いたのです。
そして、この地が
「定山渓」と命名されました。
-
時は流れ、
今では北海道を代表する
温泉地となりました。
沸々滾々と湧き出す湯に
想いを馳せながら、
今宵も定山渓温泉は
人々の心と体を優しく癒します。
-
幕末から明治、大正、昭和と、
日本が変貌を遂げていく中で、
北の都札幌の誕生と創生を見守り
共に歩んで来た定山渓温泉。
その恵まれた自然環境と
溢れ湧く良質のお湯とともに発展し、
先人達が守り慈しんだお湯は、
今日も私達の心と体を
優しく癒してくれています。
190万人が暮らす札幌市の、
あまりに近くにあった定山渓。
私達はもう一度原点にたち返り、
あの日・あの時の定山渓を大切にしながら、
定山渓温泉はこれまでも、これからも…
おかげさまの想いを込めて、
皆様のお越しをお待ちしております。
(2016年開湯150周年宣言より)
PHOTO HISTORY定山渓温泉はこうして今になる。
1918年に定山渓・白石間の鉄道開通から100年あまりを経て、定山渓の表情はめまぐるしく変化しました。戦争直後に激減した利用者。そして札幌市の戦後の急成長にともなって温泉街の発展。そんな定山渓の歴史や街並みを写真で振り返ります。