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〜 そぞろスポット 〜

豊平峡ダム展望台

絶景!展望デッキ

豊平峡は、豊平川の治水である豊平峡ダムを中心に湖と緑が織りなす雄大な自然の景観美あふれる、札幌有数のレジャー・スポットです。夏は深緑と巨大ダムのコントラストが美しく清々しい大自然に囲まれ、紅葉時期は、日本全国でも有数の紅葉スポットとして人気があります。また、観光放流も行っているダムとしても人気があります。林野庁の「水源の森100選」や「ダム湖100選」にも選定されました。

定山渓温泉から豊平川を上流に遡ると、薄別川との合流地点に出る。そこからさらに豊平川本流を上流に向かって進むと、谷幅が急に狭くなった所があります。そこが豊平峡入口です。

 「豊平峡」という名称は、大正15年(1926年)監視の大家、『国分青崖(こくぶ せいがい)』により命名されました。当時帝室林野局札幌支局長だった『塩澤 健(しおざわ たけし)』が北海タイムスの協賛を得て、有名な文人たち、60人余を定山渓に招いて開催した「奥定山渓探勝会」の際に、国分青崖がそれまで「奥定山渓」と呼ばれていたこの峡谷の山水美に圧倒され絶賛して命名したと伝えられています。

 定山渓の6月、初夏のうるわしく穏やかな、みどりの風に吹かれた探勝会の一行が目にした景観は想像するに難くありません。

―――――断崖絶壁が雲間にそびえ、その岩骨に、エゾマツ・トドマツなどの針葉樹、さらに多くの広葉樹の老いた大樹がうっそうと茂っていた―――――

 昭和24年(1949年)に定山渓は支笏洞爺国立公園に指定されたにもかかわらず、昭和42年(1967年)豊平峡ダムの建設工事が始まり、昭和47年(1972年)ダム完成で類い無き峡谷美を誇った豊平峡は、残念ながら湖底に眠ってしまいます。

 豊平川は縄文時代から存在し、1万年以上も生き生きと流れ続けてきた川であり、川自身がつくってきた自然の川であった。自然の川というものは、ひとの美観にも合致し、また生きものの多様性や生息環境の維持が生い茂り、世界でもここだけに生息する『シロオビヒメヒカゲ』という超貴重な蝶が今も生きている。流れる水は、どこまでも澄んでいて美しく、雨が降っても濁ることはなく、ときおりオショロコマの影がちらつき、カワウソも棲んでいた川で、まさしく手つかずの自然の川の景観そのものでした。

 かつて豊平峡は憧憬の仙境であった。錦繍の秋にでも、豊平峡ダムから定山湖を眺めながら、むかしの豊平峡の様子を思うのも、また楽しいのではないでしょうか。

 

インフォメーション

営業日
期間
2024年の営業期間は、5/1~11/4の予定 
レストハウスは今期休業
営業時間
8:45~16:00
料金
◆大人 往復 1,000円 / 片道 600円 ※中学生以上
◆小人 往復 500 円 / 片道 300円 ※未就学児無料
◆シニア(65歳以上) 900円 ※往復のみ
(年齢がわかるものをご提示ください)
◆障がい者 大人 500円(往復) / 小人 250円(往復)
障がい者手帳をご提示ください。付き添い人1名同料金。
備考
展望デッキ、観光放流は6/1~(予定)

カテゴリ

エリア
豊平峡
区分
観光, 自然, フォトスポット
施設
トイレ, 駐車場あり
設備
景観
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